MCUの世界が近づいた気がした。映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
なんでか知らないけどなんとなくこれは観ないといけないような気がする、っていう映画があります。「ボヘミアンラプソディー」とか「カメラを止めるな」とかそういうやつです。
そんなかんじでなんとなくこれは観ねばいけないと思っていたのが「アベンジャーズ インフィニティウォー」。しかしこれを観るにはマーベルシネマティックユニバース(MCU)作品を網羅しないといけないと Filmarks などを観ていると書かれていて、頑張って観てみるか、と思っているうちに「エンドゲーム」も公開され、レンタルも開始してしまいました。
自分は全く実行力の伴わない完璧主義、という厄介なところがあり、これまで苦労を重ねてきました。プラモを作ろうと思って色を均等に塗るにはコンプレッサーまで買わないといけない! とか思ってしまうので、ああもうダメだ〜と始める前からハードルが上がってしまうのです。で、勢いのあるときに全部揃えるんだけど、ハードル高すぎて未開封、みたいな。ほんと厄介。
そんなかんじなので、とりあえず MCU もフェイズ1の一作目「アイアンマン」から観始めました。しかしいきなり2作目の「ハルク」が Hulu にも Netflix にも Amazon プライム・ビデオにもない。やっと見つけたと思ったら、「アイアンマン2」がない……しかし順番を飛ばして観るのは……と躊躇してしまい進められない。
とはいえ、そんな自分とも長い付き合いなので、最近は御し方がわかってきたというか、まーいいやんか、と思うことにしてまして、ちょっとは気楽に生きられるようになりました。MCUも、なんとなーく順番になってるかんじなら、興味があるやつ順でもいいか、と気楽に観ているとけっこう進むようになりました。
しかしそれでもなかなか観ようと思えなかったのがこの「ガーディアンズオブギャラクシー」でした(長い前振り!)。
遠い宇宙の話だし、“なんとかマン”は出てこないし、誰が主役かってのも弱いし。理由をあげたらいろいろあったけど、思い切って観てみたらめちゃくちゃ面白かったという。
一人っ子、母子家庭、おばあちゃん子だった自分は、主人公のテープへの執着はよくわかります。いまだに子どもの頃気に入っていたお弁当袋とか置いてあるし。
まして突然宇宙人に拉致られたら、お母さんの形見でしかも地球とのほぼ唯一のつながりでもあるのだし、看守に取られたときの不安感は幾ばくか、なんて思って観てました。泥棒だけど立派に育ってくれてよかった。
後半はグッとくるシーンばかり。子どものころ観た「さらば宇宙戦艦ヤマト」のせいで、未だに自己犠牲美に弱すぎなんですが(ローグワンのチアルートとか)、今回は「逆襲のシャア」の要素もあり……まあスターウォーズなのだろうけど、こういうところに自分のバックボーンが見え隠れしてしまう。
テープが次作への引きになってるのもおしゃれ…! 宇宙なのに60〜70年代の曲、宇宙なのにテープ、宇宙なのに地球の曲をみんな気に入ってくれてありがとう……
あんまり詳しく知らないけど、サノス出てくるし、ひょっとしてこれ MCU でもめちゃくちゃ重要な映画じゃないですかね……1本観ただけなのに、なんとなくゴール(「エンドゲーム」)にちょっと近づいたような気がしました。
数年前からアメリカとかでカセットテープがクールだ、みたいな雰囲気になってますが、もしかしたらこの映画もいくらかの影響があるのかもしれませんね。
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