Note #15
川沿いをクルマや自転車で走るのが好きです。
いまは幸運にも、通勤路に大きな川があって、自転車なら河川敷を、クルマなら川と並行して走る道を少し通って、仕事に向かうことができています。
対岸をゆくクルマのテールランプを眺めるのが本当に好きなのですが、何がいいのか、なぜ好きなのか、それは考えても考えてもわからないので、まああんまり人には言わないようにしています。上手に伝えられる自信もない。
なんとなく想像するのは、向こう側を走るクルマに乗っている人の目線、かかっている音楽、車中の会話 etc, etc……
人はこんなときに、詩をかいたり写真を撮ったり曲を作ったり映画を撮ったりするのではないかな……
川にはそんなに大きなドラマはないけれど、小さなドラマはいっぱいあります。河川敷の草刈り、今年はやらないのかな? と思ってる翌週に草がバッチリ刈られていたり、オーバー70くらいのおじいさんたちが週2くらい野球をやってたりします。
いまどきの草刈りは、コンバインみたいなサイズの草刈機をラジコンのプロポみたいなのでやっていてカッコいいです。
おじいさんは、ヨタヨタの人ばかりで打球もおそいけど、いつも楽しそうにノックをしていて、こないだはめちゃくちゃ混ざりたそうなおじいちゃんが一人、河川敷の上から覗いてました。この小さなドラマ。
それと最近すごくよかったドラマというかシーンがありました。鳥が編隊を組んで飛んでいて、5羽がまさに一糸乱れぬというか、素晴らしい動きで、鳥って一体どうなっとるのや、と思ったのですが、その跡を15mくらい離れて懸命に追いかける1羽がいまして。そのまま下流のほうへ6羽とも飛んでっちゃったのですが、そのシーンがめっちゃよかったんですよね……

ふだん請負の仕事以外にはあんまり興味がないというか、入り込めない自分なのですが、観た人がこんな気持ちになるような動画なら作ってみたいな、とか。こうやって思うことを書き出してると、ちょっとずつクリアになってきたような、そんな気もしてるんです。
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